外壁塗装の種類!どれが長持ちする?比較解説
2023/11/22
外壁塗装には様々な種類がありますが、どの種類が一番長持ちするのでしょうか?今回は、外壁塗装の種類を比較し、それぞれの特徴や長所・短所を解説します。長期的に住まいのメンテナンスを考えるなら、ぜひ参考にしてみてください。
目次
外壁塗装の種類とは?
外壁塗装の種類には、水性塗料・油性塗料・シリコン塗料・フッ素塗料・ウレタン塗料などがあります。それぞれの種類は、特性によって塗り分けが必要とされます。 水性塗料は、水で溶かされた樹脂を使用しているため、乾きやすく素早く塗装作業を完了させることができます。また、低VOCで環境にも優しく、臭いが少ない点が特徴です。しかし、耐久性や防水性に難点がありやや弱めの表面仕上がりになります。 油性塗料は、油で溶かされた樹脂を使用するため、塗装後の表面が厚く美しく仕上がります。また、耐久性に優れているので、屋外での使用に適しています。ただし臭気が強く低VOCとなっていません。 シリコン塗料は、防汚性に優れ、撥水性があり、水こうタイプの樹脂を配合させて作られています。防カビ・防汚・防藻の効果に長けていますが、塗装中の溶剤臭が強く、作業だけでなく居住者が暮らしている際にも匂いが気になる場合があります。 フッ素塗料は、シリコン塗料よりも表面硬度が高く、汚れや汚水がつきにくく、撥水性に優れた塗料です。基本的には、大型建物の塗装に使用されることが多いです。 ウレタン塗料は、粘度が高く塗りやすく、高級感のある塗装に向きだとされています。劣化に強く、光沢のある仕上がりが特徴です。このように塗料の種類によって特色が違うため、それぞれの状況に合った種類を選ぶことが大切です。
アクリル塗料・シリコン塗料・フッ素塗料の違いとは?
外壁塗装には、アクリル塗料・シリコン塗料・フッ素塗料の3種類があります。それぞれの特性や違いを知っておくと、塗装の効果を最大限に引き出すことができます。 アクリル塗料は、主にコストパフォーマンスが良いとされています。塗りやすく、カバー力が高いため、色やグレードを選べばいろいろなニーズに対応できます。ただし、耐久性がそれほど高くないため、何度も塗り替えが必要になる場合があります。 一方、シリコン塗料は、耐久性に優れていることが特徴です。雨風にも強く、色の褪色や汚れが目立ちにくいため、長期間美しい状態を保てます。しかし、アクリル塗料よりもコストが高めになる点は覚えておく必要があります。 最後に、フッ素塗料は、表面に撥水効果があるため、汚れやカビがつきにくく、清潔感のある外壁を保てるとされています。また、太陽光や紫外線に強く、色の褪色も防ぐことができます。ただし、シリコン塗料と同様にコストが高くなるため、予算に合わせて選ぶ必要があります。 以上のように、アクリル塗料・シリコン塗料・フッ素塗料にはそれぞれの特性があります。外壁塗装を行う際には、用途や予算、メンテナンスの手間などを考慮し、選択することが大切です。
長持ちする外壁塗装はどれ?
外壁塗装を行うにあたり、長持ちする塗料を選ぶことが大切です。一般的に、アクリル系塗料よりもシリコン系塗料の方が耐久性に優れています。シリコン系塗料は、紫外線や劣化に強く、10年以上もの長期間にわたって優れた防水性を保つことができます。また、塗装後の汚れも付着しにくく、外観も美しく維持することができます。ただし、シリコン系塗料はアクリル系塗料よりも費用が高くなる傾向があります。また、施工前に塗装面に対しての下地処理が必要です。より長期間の耐久性を求める場合は、シリコン系塗料を選ぶことをおすすめします。ただし、塗装面の状態や予算などにより、最適な塗料は異なるため、プロの外壁塗装業者に相談することをおすすめします。
コストと効果のバランスを考える
外壁塗装は、建物を長持ちさせるために欠かせないメンテナンスです。しかし、塗装費用が高いため、どのようなタイミングで塗装すれば良いのか悩む方もいらっしゃるでしょう。 ここで、コストと効果のバランスを考慮することが大切です。例えば、すぐに塗装しなければならない箇所と、しばらくの間、目をつぶっていても大丈夫な箇所があるかもしれません。また、安い業者を選ぶことで費用を削減することもできますが、施工の品質が低下してしまう可能性があるため、注意が必要です。 外壁塗装は、建物の美観を保ち、耐久性を高め、内部の断熱性や冷暖房効率を向上させるなど、様々な効果があります。しかし、塗装費用が高いため、コストと効果のバランスを考えることが大切です。しっかりとした見積もりや施工プランを作成して、お金をかける箇所とそうでない箇所を分け、適切な塗装計画を立てることが必要です。
専門業者に相談することが大切
外壁塗装は、家のメンテナンスとして非常に重要なものであるため、専門業者に相談することが大切です。 専門業者は、正確な点検と診断を行い、最適な塗料や塗り方を提案してくれます。また、塗装を行う上で必要な機材や技術も持ち合わせており、専門的な知識と経験を持っているため、効果的で高品質な塗装を行うことができます。 逆に、素人が自己判断で塗装を行ってしまうと、損害が発生する可能性があります。色あせや剥がれ、水漏れなど、塗装の不備が原因で建物の劣化が早く進んでしまうこともあります。 また、外壁塗装には法律的な規制があるため、専門業者に相談することで法令遵守ができます。これにより、建物に対する責任を正しく果たすことができます。 外壁塗装は、家を長く維持するために必要なものです。しかし、適切な知識や技術がなければ、逆に建物の劣化を招くことになります。専門業者に相談して、適切な塗装を行うようにしましょう。